こんにちは 下北沢 毛髪診断士 ヘアスタイリスト YOSHIMI.です。
みなさん 髪育してますか?
巷ではよく聞くようになりました「髪質改善」このフレーズ。前からある言葉ですがお客様にも浸透してきている感覚が強いです。
髪質改善?何なんでしょうね?
毛髪に何らかの薬剤をつけて何かしらすること。には間違いがなさそう、、ですね。
明らかに「毛髪」を「改善」することを目的としていますね。
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毛髪改善とは?
お客様の求める悩みやイメージに合わせて髪の状態(見た目、触った時の手触り、日々の扱いやすさやまとまりやすさ)を良くしキレイにしていくことをいいます。
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より
一言に髪質改善と言っても様々な考え方があり施術内容も違ってきます。
今回は様々な髪質改善のご紹介をいたします。
髪質改善の種類とは
- 髪質改善トリートメント
- 縮毛矯正
- 酸熱トリートメント
- 酸性ストレート
などの種類があり薬剤やトリートメントを使い髪質を良くしていくアプローチとなります。
髪質改善トリートメント
これは髪質をよくする成分を髪の中から補充し、キューティクルまで補正 ハリコシを与える。
手触りがよくなります。
トリートメントの種類によっては髪の内部のタンパク質(栄養成分)を補い再構築できるものもあります。
髪の中まで浸透する仕組み作りを各メーカーさん頑張って開発しています。
一度流失した栄養成分は元に戻りにくいのですが最近のトリートメントはかなり優秀だと感じています。
タンパク質の偏りからくる多少のうねりには効果がありますが強い癖は真っ直ぐにはなりません。
縮毛矯正
これはパーマの一種で薬剤の力で髪の内部の組織を「還元という反応」「酸化」で変化させる技術です。
180度のストレートアイロンでクセをまっすぐにしていきます。
これはクセを伸ばす効果によって膨らみを抑えたりきれいなストレートにしていきます。
効果は半年から1年、うねりだすのは個人差があります。アルカリ領域の薬剤を使うことが多いです。
酸熱トリートメント
新しくここ最近聞かれることが多くなってきました。
このことに伴い「髪質改善」の意味が多岐にわたるきっかけになったのではないでしょうか。
「酸熱」?よくわかりませんよね。
この酸熱トリートメントは簡単にいうと毛髪の中身を強化するものです。
縮毛矯正とは違い組織を変えるわけではないので癖は伸びません。(ここ大事)
薬剤の成分はメーカーによって違います。
髪の繊維質に薬剤を作用させタンパク質をつなぎ合わせる橋渡しの部分に作用します。
これをアイロンによって脱水し固定化させます。
ハリコシが出て艶が増します。1ヶ月から2ヶ月に一回繰り返す必要があります。せっかく橋渡しをした部分が取れてしまい初めから橋を掛け直すことになります。
酸性ストレート
これは読んで字のごとく 酸性のストレートパーマです。
先に出ました縮毛矯正には一般的にアルカリ領域の薬を使うのに対して酸性ストレートは酸性の薬を使用します。PH値はリトマス試験紙で学校で習いましたよね。
髪はアルカリの薬剤を塗布しアルカリ値に傾くとキューティクルが開くという性質があります。
これを利用し薬剤を浸透させるわけですがこの「キューティクルを開かない」ということによって髪のタンパク質が流失せず痛みにくく施術できるというのです。
ハイトーンで縮毛矯正ができないお客様には朗報です。
しかしまだ比較的、出立てのお薬ですので美容師の経験値が問われるものだと思います。
経験上、酸性のパーマ剤はかからないイメージですので癖がどの程度伸びるか勉強していくことが大切かと思います。
いかがでしたか?
今日は『髪質改善』についてお話ししました。
大切なことは「私たち美容師がお客様に納得するまでご説明すること」かと思います。
「トリートメント」かと思ってやってもらっていたメニューが実は「縮毛矯正」だったり「酸熱トリートメント」だったり。
何をしているか、お客様がわかっていないケースが多くあります。
トリートメントに還元剤を入れることもあります。
技術によっては隠れたダメージが蓄積している場合もありますのでお客様には履歴を細かに聞く場合があります。
的確な判断で髪質改善をしていきますのでカウンセリングはとっても大切ですね。
技術の進化は目まぐるしいものがあります。
今後も新しい「髪質改善」メニューがでてくることでしょう。髪質改善業界から目が離せません。
